デザインこそが企業の哲学や文化を表現し、企業の優位性を左右する源となる──。サムスンでは1993年の新経営宣言より、デザイン経営を重視しています。デザイナーは製品のデザインだけを行う、という従来の概念を一掃し、企画の段階からデザイナーが参画するなど大胆な改革を進めてきました。製品のデザインにサムスンの独自性を込め、遠くから見ても「サムスン」と一目で分かるデザインの開発に注力しています。
デザイン経営を支えるのが4つのコンセプトです。1つ目は「直観的デザイン(Intuitive Design)」。分かりやすさ、使いやすさの追求です。2つ目は「調和したデザイン(Harmonious Design)」。周囲の環境となじむデザインです。3つ目が「見分けのつくデザイン(Identifiable Design)」。サムスンの独自性を表現します。最後に「生活スタイルを構築するデザイン(Create Lifestyle Design)」。新たなライフスタイルを提案するデザインです。
創造性あふれるデザインを生み出すため、デザイナーが持てる力を発揮できる環境を整える。サムスンではソウルをはじめサンフランシスコ、ロサンゼルス、ロンドン、ミラノ、上海、東京にデザインセンターを設置(地図参照)。サムスン電子だけで約600人に上るデザイナーが日々新しいデザインの開発に取り組んでいます。その成果として、米国の権威あるデザイン賞「IDEA」やドイツの「iFデザイン賞」などで多数の賞を受賞しています。
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