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文化支援
 
 
サムスン文化財団は2004年10月13日、サムスン美術館Leeumをソウルの漢南洞に開館しました。「Leeum」は、設立者の名字(Lee)と、美術館を意味する語尾(-um)を組み合わせて作った名称で、韓国内で最大の私立美術館です。

ソウルの都心に作られた、韓国を代表する伝統美術と、韓国と海外の近現代美術を代表するアーチストたちの作品を一堂に鑑賞できる空間です。韓国美術の真髄を体験できるだけでなく、世界の近現代美術の傾向がひと目でわかる美術の殿堂でもあります。

世界の建築界を代表するマリオ・ボッタとジャン・ヌーベルが建築したMuseum 1とMuseum 2は、レム・コールハースがデザインしたサムスン児童教育文化センターとともに、1つの敷地内に3人のアーチストの個性が調和した芸術作品として建てられ、過去と現在、そして未来をともにする総合芸術としての建築が体験できる場になっています。また、漢江が一望できる漢南洞南山の裾に位置し、周辺の国立劇場、国立中央博物館とともにソウルの都心の新しいアートエリアとして注目されています。

サムスン文化財団は1965年の設立以来、韓国の文化芸術の発展に中心的な役割を果たしてきました。1982年に湖巖(ホアム)美術館を開館、1984年には湖巖ギャラリーを引き受け、1999年のソウルロダンギャラリー開館を通して、高水準の展示と教育プログラムで韓国内美術文化の普及と拡大に努力する一方、文化財保存研究所を通じて、韓国の文化財保存にも取り組んできました。

Leeumは、一般市民が来館しやすい都心に位置し、都心のオアシスとしてだけでなく、世界に韓国文化を広め、ひいては東洋と西洋が融合する新しい概念の美術館として、そしてアジア美術の求心点として、世界に向けて開かれた文化の発信地の役割を果たしています。

この美術館の所蔵品は、先代会長の李秉喆が格別の愛情を持って収集した韓国の文化財と美術品を中心に、現代美術の流れを現す世界的な作品も展示しています。ここには韓国古美術から近代、そして韓国と外国の同時代の美術を包括する常設展示場が備えられています。
 
<Museum 1 古美術>

国宝・青磁瓢箪型水注(高麗青磁、13世紀)
国宝36点、宝物96点をはじめ、古美術は先史時代から李氏朝鮮時代(1392-1910)まで、時代別にその代表作を所蔵しています。特に青磁や粉青沙器、白磁などの世界的に有名な陶磁器や、韓国人の芸術的感覚が宗教を通じて崇高に昇華された高麗仏画や仏像などの仏教美術、優秀な細工技術を誇る各種金属工芸品、朝鮮時代を代表する絵画と書道などの所蔵品は、韓国美術の真髄とも言えます。それまで、龍仁の湖巖美術館に納められていたこれらの所蔵品は、このLeeumに場所を移すことで、韓国古美術を慕う全世界の愛好家がより鑑賞しやすくなりました。

韓国陶磁器を比喩したテラコッタ外壁の堅固な城砦風にデザインされたマリオ・ボッタのMuseum 1は、古美術作品のために建てられた展示場として、120余点を常設展示。青磁辰砂蓮華文 瓢形注子(国宝133号)を含め、青華白磁梅竹文壷、高麗高麗仏画阿彌陀三尊図(国宝218号)、高麗金銅台塔(国宝213号)など、韓国を代表する作品が陳列されています。
 
<Museum 2 現代美術>
Museum 2の韓国近現代美術の所蔵品は、韓国美術の近代化が始まった1910年代以後の時代別の代表作で成り立っています。伝統絵画様式を受け継ぎながら現代的なかたちを作り上げた李象範と卞寛植、洋画技法を取り入れて韓国人の普遍的情緒を表現して人気の高い李仲燮、朴寿根、張旭鎭の作品は、韓国現代美術の中枢と言えます。同時に、韓国美術の世界化を目指した金煥基、白南準、李禹換などの代表作はもちろん、 徐道ホ、李ブルなど、近年、世界を舞台に活躍している若手作家たちの作品も幅広く展示しています。

一方、外国美術品の収集活動は、1945年以後のモダン美術に重点を置いてきました。マーク・ロスコ、フランク・ステラ、ドナルド・ジャッド、デビッド・スミスなど、戦後抽象美術を導いた作家たちの代表作を保有し、ヨゼフ・ボイス、アンディ・ウォーホルなど、現代美術の新しい扉を開いたアーチストたちの作品も展示しています。これに加えて、この美術館はマシュー・バーニー、ダミアン・ハーストなど、今日、世界の芸術をリードしている同時代アーチストたちの最近作まで保有し、最新美術の流れと息遣いを感じることのできる美術館でもあります。

スチールと硝子で造られたジャン・ヌーベル設計のMuseum 2は、自由に配置された展示室の中に、60余点の作品が6カ月単位で入れ替わり展示されます。芸術的な伝統を受け継ぎながら、世界美術とともに発展してきた韓国近現代美術の作家たちと、西洋現代美術界の主要作家たちの代表作を一堂に展示して、世界美術の流れの中で韓国美術の進む方向と意味が分かるように配慮されています。
 
<ブラックボックスギャラリー企画展示>
この美術館の企画展示として、年間3~4回、韓国古美術と近現代美術、世界現代美術を新しい視覚で再構成して、古美術と現代美術の企画展、多様な主題展や海外交流展などが開催されています。

レム・コールハースが設計したサムスン児童教育文化センター内のブラックボックスギャラリーで開催するこの美術館初めての企画展として、建築家3人の建築言語と芸術世界を訪ねる「ミュージアム:多元性の交流」の展示が2004年10月15日から2005年4月9日まで開催されました。そのほかにも、韓国で人気が高い李仲燮の個展や、海外美術界で話題となっているマシュー・バーニーの巡回展が行われました。

開館時間 10:30~18:00(月曜日休館、完全予約制)
予約 http://www.leeum.org/eng/
観覧料 大人1万ウォン、子ども(3歳~18歳)6千ウォン
付帯施設 ミュージアムショップ、カフェ
アクセス 地下鉄6号線 漢江鎮駅下車、徒歩5分
地線バス0014、0015、幹線バス110番(回)利用、漢江鎮駅下車、徒歩5分
自家用は梨泰院から漢南洞方面に向かい、漢江鎮駅の前からハイアットホテル方向に左折。美術館の駐車場が利用できます。
 

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