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あすなろ学校(聴導犬育成と若者自立支援)
 
 
聴導犬の育成と障がい者福祉
約36万人と言われる聴覚障がい者に対し、聴導犬は現在わずか13頭(厚生労働省調べ)。本校は専門訓練士により年間10頭の聴導犬を輩出する日本でも最大規模の育成施設となり、聴覚障がい者の方への福祉に貢献することを目指しています。

若者の自立支援
あすなろ学校は「若者自立塾」、児童養護施設などを卒業し、様々な事情で社会自立を求めている青少年を対象としています。本校では若者自立支援の専門家による指導のもと、犬から信頼される喜びとそれにともなう責任等、多くのことを学ぶとともに、仲間同士から良い刺激を受けることができるでしょう。犬との生活や、職業訓練をはじめとする様々なプログラムを通じて、補助犬訓練士などへ力強い一歩を踏み出せるためのサポートを用意しています。

動物愛護の推進
近年のペットブームなどにより、家庭で飼われる犬の数は年々増加していますが、その一方、飼えなくなるなどの理由で自治体に保護される犬の数は毎年18万頭にのぼります(環境省調べ)。「あすなろ学校」は、自治体の動物愛護センターなどで保護された犬の中から適性のある犬を譲り受けて聴導犬として育成し、動物愛護の推進に貢献することを目指しています。

あすなろ学校の概要
実施主体 特定非営利活動法人 日本補助犬協会
実施形態 合宿型共同生活
在籍期間 6ヶ月間(前期:4~9月、後期:10~3月) 年2サイクル
※2008年度の前期は、5~9月(5ヶ月間)の変則となります。
学校長 千石 保 (財団法人 日本青少年研究所 所長、弁護士)
定員 1期5名 (年間10名)
入学対象 次の(1)または(2)の方で、(3)の条件を満たす方(詳細は募集要項を参照)
(1)厚生労働省委託実施事業「若者自立塾」 出身者
(2)児童養護施設等(児童養護施設/児童自立支援施設/自立援助ホーム)出身者
(3)18~30歳前後の男性(未婚者)で将来は犬関連の仕事(補助犬訓練士他)を志す者
※入学応募には、本人の志願書の他、直前まで入所していた施設の責任者 による推薦が必要です。
※上記(1)(2)施設から既に離れている場合は、1年以内の方を目安とします。
育 成 犬 1期5頭(年間10頭)
動物愛護センター等から譲り受けた犬を聴導犬に育成
運営施設 神奈川県横浜市旭区矢指町 (2008年4月末竣工 予定)
最寄駅 相鉄線 相鉄本線 二俣川駅より バス10分
木造平屋建 延床 約60坪
個室(冷暖房完備 6帖×5)、風呂(×2)、洗濯場
食堂・居間・宿直室(兼 聴導犬訓練施設)、グルーミング室 他 
費用負担 食費/光熱水道費/雑費のみ、月額8万5千円
※児童養護施設等の出身者には、支払猶予(将来、就職後に分割支払)制度あり

校長メッセージ

学校長 千石 保
昔、お正月のくじ引きで、コリー犬を貰ったことがある。子どもが『スピッキー』と名づけて、家族の一員のように可愛がった。スピッキー12歳の或る日、入ってはならない部屋の中へ来て、もがき苦しんだ。直ぐ病院へ連れて行った。僅かに意識があって、スピッキーが私を見つめた。その時は、無言で、もう声が出なかったのかもしれない。 帰らぬ犬になった知らせを受けて、声をあげて悲しんだ。あれから40年あまり、いまでもスピッキーのことを思うと胸が騒ぐのである。 犬は可愛がってくれた飼い主に、まさに「五体投地」でお返しをする。五体投地は、人間が体を仏様に投げ出すこと、チベット仏教では、極限の信仰表現である。人間と犬は、一種の宗教的関係にも匹敵しないだろうか。 「あすなろ学校」では、若者一人と犬一頭が昼夜を共にして過ごすことになる。きっと若者は犬を可愛がれば、五体投地で犬がお返しすることを体験するに違いない。人間社会になくしてはならない相互信頼を学んで、誰からも信頼される人間が育っていくに違いない。 私は期待している。


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