Androidスマホで指紋認証をするには?
設定方法や利用時の注意点を解説

2023-12-01

Androidスマホには、指紋認証機能を搭載している端末があります。

指紋認証では、指紋センサーに指をあてるだけで簡単にAndroidスマホのロック解除やユーザー認証を行うことができます。

しかし、指紋認証の経験がない方にとっては、設定方法など戸惑う点もあるかもしれません。

本記事では、Androidスマホでの指紋認証の設定方法や指紋が認証されないときの対処法などをご紹介します。

目次

指紋認証とは

Androidスマホの指紋認証とは、スマホに搭載されているセンサーに指紋を読み込ませることで本人確認ができる機能です。指紋認証の機能を搭載しているスマホであれば使用可能です。

なお、指紋認証以外にもロック方法(認証方式)にはさまざまな種類があります。

●スワイプ/タッチ
画面をスワイプ、またはタッチして認証する方法です。暗証番号などを設定しないため、誰でもスマホの操作ができる状態になります。セキュリティ面での注意が必要です。

●パターン
画面に並ぶ9コマのマス状にならんだボタンを一筆書きの要領でなぞることで、認証をする方法です。手軽にロックの解除ができますが、画面上にパターンをなぞった跡が残っていると、第三者にロックを解除されてしまう恐れがあります。

●PIN
数列による認証の仕組みです。誕生日などの予想しやすい数列に設定していると、第三者にロックを解除されてしまう恐れがあります。

●パスワード
文字列による認証の仕組みです。文字列が複雑になるほど、セキュリティ面では安心ですが、入力の手間がかかると感じる場合もあります。

●虹彩認証
スマホのインカメラにより瞳の中の虹彩を写して認証する仕組みです。設定時に、自分の虹彩を登録する必要があります。

●顔認証
スマホのインカメラに顔を映して認証をする仕組みです。設定時に、自分の顔を登録する必要があります。登録する際には、顔の角度を変更しながら顔全体を写します。

●インテリジェントスキャン
虹彩認証、顔認証を組み合わせて認証する仕組みです。2つの認証方法を組み合わせるため、よりセキュリティ面が強化された認証方法です。

Androidスマホでの指紋認証の設定方法

Androidスマホで指紋認証を設定する方法を、Galaxyシリーズ(Android 13)を例に説明します。なお、Android13とAndroid12以下で若干異なるため注意が必要です。

1.「設定」>「セキュリティおよびプライバシー」>「生体認証」>「指紋認証」にて「続行」を選択します。ロックする種類の選択を行います。「PIN」を選んだ場合、4桁~16桁の数字を入力し、「PIN」の設定が終了したら、指紋の登録を行います。

2.指紋の登録画面にて、登録したい指を指紋センサーに当てて、角度を変えながら登録を行います。登録完了後、「別の指紋を登録しますか?」と表示が出るため、指紋登録が不要であれば、「完了」を選択します。「リモートロック解除をONにしますか?」と表示が出た場合は、任意で「OK」もしくは「キャンセル」を選択します。

以上で登録は完了です。なお、登録した指紋でロックを解除できない場合は、違う指での登録を検討してみてください。

Androidスマホで指紋が認証されないときの対処法

Androidスマホで指紋を登録したものの、認証できない場合があります。
考えられる原因として、ケースやカバーがセンサーに被っている、OSの不具合などが考えられます。ここでは対処方法を紹介します。

ケースやカバーがセンサーに被っていないか確認する

Androidスマホにケースやカバーをつけている場合、指紋センサーが干渉して、指紋を認識できない場合があります。ケースやカバーを外して、再度試してみましょう。

スマホを再起動してみる

Androidスマホのソフトウェアの不具合で、指紋が認証されない場合があります。端末を再起動し、メモリや起動中のソフトウェアを一度終了させることで、指紋認証が利用できる可能性があります。

ソフトウェアをアップデートする

AndroidスマホのOSアップデートでは、機能性の向上、セキュリティ強化のほかに、不具合の修正も行われます。指紋認証機能が正常に動作しない場合、アップデートを実施することによって問題が解決する可能性があります。

自分のAndroid OSが最新のバージョンであるかどうか確認し、アップデートが通知されている場合は、アップデートを適用しましょう。

指紋の登録を追加する

指紋認証がうまくいかない場合、登録してある指の指紋に加えて、ほかの指を登録することで認証ができるようになる場合があります。

端末を持つ角度によって、指が指紋センサーに当たる角度も変わるため、指紋センサーが感知しやすい角度に置くことができる指の指紋を複数登録することをおすすめします。

端末を初期化する

先述した各種の対策を行っても、指紋が認証されない場合、端末の初期化も検討しましょう。端末を初期状態にすることで、指紋認証機能が使用できるようになる可能性があります。なお、初期化を行う前に、データのバックアップをとっておきましょう。

Androidスマホで指紋認証を使うときの注意点

Androidスマホの指紋認証は便利な機能ですが、利用する上で注意点もあります。それぞれの注意点を解説します。

本人の意思に関係なくスマホのロックを解除されてしまう可能性を考慮しておく

Androidスマホの指紋認証は、スマホの保有者の意思に関わらず、登録されている指紋が認証されてしまえば、スマホのロックが解除されてしまいます。

たとえば、就寝中に、自分の指を第三者がデバイスの認証センサーに当てれば、ロックが解除されてしまいます。指紋を利用される可能性があることを認識しておきましょう。

指の状態によっては認証しにくくなる

Androidスマホの指紋認証は、登録されている指紋が正確に読み取れなければロックが解除できない仕様になっています。

指先が濡れていたり、乾燥していたり、切り傷があったりする場合には注意が必要です。

指紋認証を便利に活用しよう

Androidスマホの指紋認証とは、スマホに搭載されているセンサーに手の指紋を読み込ませることで本人確認ができる機能です。

スマホによってさまざまな認証方法はありますが、指をセンサーに当てるだけで認証やロック解除ができる指紋認証は、とくに手軽な認証方法といえます。

便利な半面、指紋認証がうまくできない場合は対策が必要です。OSの不具合や指の状態などで指紋認証が失敗する場合は、対応方法を覚えておきましょう。

galaxyのスマホも指紋認証に対応

AndroidスマホのGalaxyシリーズは、指紋認証機能を搭載しているモデルが多数あります。指紋認証を利用したい場合、Galaxyシリーズがおすすめです。

Galaxyシリーズで指紋認証を搭載している機種は以下です。なお、機種によって指紋センサーが搭載されている位置が異なるため、確認しておくと良いでしょう。

●Galaxy A シリーズ

機種名

センサー搭載場所

Galaxy A32 5G

サイドキー

Galaxy A52 5G

ディスプレイ上

Galaxy A53 5G

ディスプレイ上

Galaxy A23 5G

サイドキー

Galaxy A54 5G

ディスプレイ上

●Galaxy S シリーズ

機種名

センサー搭載場所

Galaxy S21 5G/S21+ 5G/S21 Ultra 5

ディスプレイ上

Galaxy S22/S22 Ultra

Galaxy S23/S23 Ultra

●Galaxy Note シリーズ

機種名

センサー搭載場所

Galaxy Note10+

ディスプレイ上

Galaxy Note20 Ultra 5G

●Galaxy その他の機種

機種名

センサー搭載場所

Galaxy Z Flip3 5G

サイドキー

Galaxy Z Fold3 5G

Galaxy M23 5G

Galaxy Z Flip5

Galaxy Z Fold5

また、Galaxyシリーズでは指紋認証のほかにも、機種によってさまざまなロック方法に対応しています。顔認証や、任意の数字の組み合わせるPINなど、自分に合ったものを選ぶことが可能です。

※記事内で使用されている画像はイメージです

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執筆者

伊藤浩一

月間30万PVを超えるブログを運営。
発信力が強みのITライター。
ブログ「伊藤浩一のWindows Phone応援団(旧W-ZERO3応援団)」主宰。
モバイルユーザーとしてレビューを毎日掲載しながら、日本のスマートフォンシーンの盛り上げを行い、アクセス数は月間30万を超えるブログとなっている。WEBニュースへの寄稿、モバイル関連書籍の執筆など多方面で活動している。

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