AndroidスマホでPDFを見る方法は?
方法や共有方法と合わせて解説

2023-12-01

インターネットを利用しているとPDFを閲覧する機会が多くあります。

PDFは、Androidスマホでも閲覧が可能です。仕事でデータを共有する機会が多い場合は、共有方法についても知りたいところです。

本記事では、AndroidスマホでPDFを活用する方法を解説します。

目次

PDFとは

PDFとは、ソフトウェアメーカーのAdobeが開発した電子文書のファイル形式です。

「Portable Document Format」の略で、ファイル名の末尾には.pdfという拡張子がつきます。

パスワード設定や署名の機能もあり、主にビジネスシーンで多く活用されています。

PDFでデータを保存するメリット

PDFでデータを保存するメリットは、どの端末で開いてもフォントやレイアウトが崩れず、印刷したときと同じ状態でデータを閲覧・編集できることです。

通常、WordやExcelなどのソフトで作成されたデータは、同じソフトがないとデータを開くこと自体できませんが、PDFであればソフトの有無に限らずデータの閲覧が可能です。

公的な文書や説明書など、複数人とファイルを共有する場合に適したファイル形式といえるでしょう。

また、配布された資料などの書類をスキャンし、PDFデータとして保存すれば、紙よりも管理や持ち運びがしやすくなります。

AndroidスマホでPDFを見る方法

AndroidスマホでPDFを閲覧する場合には、アプリを使用すると便利です。PDF対応アプリは各種ありますが、AdobeのAcrobat Readerがおすすめです。一部の機能は有料プランとなっていますが、無料プランでも利用できる機能が多数あります。

Acrobat Readerを利用するには、ログインを行います。Google、Facebook、Apple、AdobeのいずれかのIDでログインが可能です。

ログインが完了したら起動画面にて、下部の「+」ボタンにて「ファイルを開く」から、PDFファイルを選択します。

PDFファイルを閲覧するには、初期設定で「全てのファイルへのアクセス」をAcrobat Readerに許可します。その後、Androidスマホに保存してあるPDFファイルの一覧が表示されるので、閲覧したいPDFファイルを選択します。

Acrobat Readerでは、クラウド上のPDFファイルも選択できます。たとえば、Googleドライブを選択すると、Googleのログイン画面となり、ログイン後にGoogleドライブ上のPDFファイルを閲覧できるようになります。

なお、Acrobat Reader以外にもPDFを閲覧できるアプリがあります。Google Playで「PDF」と検索すると対応アプリが表示されるので、機能に応じて選択しましょう。

アプリとしては、「Xodo PDFリーダー&エディター」、「PDFリーダー」、「Google PDF Viewer」、「OfficeSuite + PDF Editor」などがあります。

PDFはインターネット経由でも閲覧が可能です。Dropbox、Evernote、OneDriveなどでは、別途アプリを用意する必要がなく、閲覧ができます。よく利用するPDFをクラウドに保存しておけば、手軽にPDFの確認ができるためおすすめです。

AndroidスマホでデータをPDFに変換する方法

Androidスマホでは、さまざまなファイル形式のデータをPDFに変換可能です。
ケースに合わせて、AndroidスマホでデータをPDFにする方法を解説します。

ファイルをPDFに変換する場合

Google ドライブに保存されたドキュメント、スライド、スプレッドシートなどのファイルをPDFに変換する場合、以下の手順を行います。

Google ドライブからPDF に変換したいファイルを開き、(︙)のアイコンをタップします。「印刷」の項目から、「PDF形式で保存」を選択します。ファイルの保存先とファイル名を設定し、「保存」をタップすれば完了です。

紙の書類をPDFに変換する場合

紙の書類をPDFに変換する場合は、Google ドライブのスキャン機能を活用します。

Google ドライブを開き、「新規」の項目から「スキャン」を選択するとカメラが起動します。PDFに変換したい書類をカメラでスキャンし、変換する範囲などの設定を行います。

設定が終わったら「保存」をタップし、ファイルの保存先とファイル名を設定し、再度「保存」をタップすれば完了です。

AndroidスマホでPDFを編集する方法

PDFは閲覧するだけでなく、メモを書き込んだり、重要な部分にマーカーを引いたりすることもできます。

ただし、Acrobat Readerで「PDFの編集」と「ページを整理」を利用する場合は、有料プランに加入する必要があるため注意が必要です。有料プランにはProとStandardがあり、Standardの場合、利用料は月額1,518 円(税込)、年間18,216 円(税込)となっています。

AndroidスマホでPDFを編集する手順は以下です。

Acrobat Reader上でPDFを表示させて、画面下部のボタンをタップすると、メニューが表示され、「注釈」、「入力と署名」、「PDFを編集」、「ページを整理」の項目が出てきます。

「注釈」では、追記したい部分を選択した後、「作成者名」を記入し保存します。上部のツールバーの「マーカー」ボタンを選択すると、PDFで選択したテキスト上にマーカーを引くことができます。

「テキスト」ボタンを選択すると、テキスト入力エリアがPDF上に表示され、テキストの挿入ができます。「メモ」ボタンを選択すると、メモの追加ができるほか、「入力と署名」では、PDF上に署名の挿入ができます。

AndroidでPDFファイルを共有する方法

PDFを共有したい場合、Androidスマホの標準機能を利用する方法があります。

Androidスマホに保存してあるPDFを利用する場合は、アプリ「マイファイル」の一覧画面にて、共有したいPDFファイルを長押しして、「共有」から共有する方法を選びます。

また、Googleドライブに保存してあるPDFに関しては、アプリ「Googleドライブ」にて、メニューより「ファイル」>「マイドライブ」を選択すると、Googleドライブ上にあるPDFの共有が可能です。

Acrobat Readerから共有する場合の手順は、以下です。

1. Acrobat ReaderでPDFを表示させて、画面上部のメニューバーより共有アイコンを選択します。

2. 「他の人と共有」という画面が表示されたら、「名前または電子メール」、「件名とメッセージ」の項目をそれぞれ入力します。「注釈を許可」をオンして、「送信」を選択します。

3. 共有画面にて、「リンクをコピー」を選択すると、PDFの閲覧用のリンクが共有されます。編集したPDFを共有する場合は、「リンクをコピー」を利用すれば、編集済のマーカーや注釈が追記されたPDFの共有が可能です。「コピーを送信」を選択するとPDFが添付されて送信されます。

Androidスマホで手軽にPDFの閲覧を行おう

PDFを出先で確認したいとき、スマホで閲覧できると、より利便性が高くなります。

AndroidスマホでPDFを利用する場合のアプリは、Acrobat Readerがおすすめです。サブコンテンツを購入すれば、閲覧だけでなく、注釈やマーカー、メモを付加するような編集が可能です。

GalaxyのスマホならQuick Shareでデバイス間の共有が簡単でおすすめ

PDFは仕事で活用するシーンが多くあるでしょう。配布されたPDFを閲覧するだけでなく、Wordなどで作成した文書をPDF出力して、部署内や取引先とPDFファイルを共有するような場面も多いはずです。

PDFの共有方法はいくつかありますが、GalaxyシリーズではQuick Shareの機能によりデバイス間でPDFの共有が素早く簡単にできます。

また、PDFを編集する場合にもGalaxyシリーズはおすすめです。

Galaxyシリーズの中でSペンというタッチペンに対応している「Galaxy Z Fold5」や「Galaxy S23 Ultra」では、Sペンを使ってPDFへの書き込みが可能です。
PDFに直接手書きでメモ書きや署名ができるため、ビジネスにおいても実用的です。仕事でPDFを扱う機会が多い場合は、より効率的に作業ができるようになるでしょう。

PDFを閲覧するときにも、大型ディスプレイを搭載している「Galaxy Sシリーズ」は視認性が高く使いやすくなっています。また、折りたたみ式の「Galaxy Z Fold5」は開いて操作するとタブレットスタイルの大型ディスプレイとなるため、PDFの閲覧にぴったりです。

Galaxyシリーズの中でも、とくに「Galaxy S23シリーズ」は、高速のデータ処理機能や高画素カメラなど搭載しており、PDFファイルの扱い以外にも幅広く活用できますので、おすすめです。

※記事内で使用されている画像はイメージです

伊藤浩一の写真 伊藤浩一の写真

執筆者

伊藤浩一

月間30万PVを超えるブログを運営。
発信力が強みのITライター。
ブログ「伊藤浩一のWindows Phone応援団(旧W-ZERO3応援団)」主宰。
モバイルユーザーとしてレビューを毎日掲載しながら、日本のスマートフォンシーンの盛り上げを行い、アクセス数は月間30万を超えるブログとなっている。WEBニュースへの寄稿、モバイル関連書籍の執筆など多方面で活動している。

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