ポートレートとは?
初心者におすすめの設定や映える撮り方を紹介

2024-01-01

魅力的な写真を撮影する方法のひとつとして、ポートレート撮影があります。ポートレート撮影された写真は、一般的に背景をぼかすことで、被写体がより強調されて魅力的に見えます。ポートレート撮影ができれば、カメラマンとしての腕もワンランク上げられるでしょう。カメラ撮影の経験が浅い方にとっては、通常の写真撮影でさえ難しいのに、ポートレート撮影なんてできないと思う方もいるかもしれません。しかし、ポートレート撮影は、ポイントを押さえれば上手に撮影できる可能があります。

本記事では、ポートレートの意味やポートレート撮影の方法、設定も解説するので、ぜひ参考にしてください。

目次

ポートレートとは?

ポートレートは肖像画・肖像写真を意味し、人物を主な被写体とする写真を指し、被写体が撮影されることを意識した写真です。

標準レンズもしくは中望遠レンズなどの比較的狭い視野角のレンズを利用し、背景をぼかすことで、被写体を強調する効果を与え、より印象的な写真の撮影が可能です。

近年は、スマホにポートレート撮影機能が搭載されている場合が多く、スマホでも一眼レフカメラで撮影したような写真撮影が可能です。

ポートレートとスナップショットの違い

人物を被写体とした写真用語として、「ポートレート」のほかに「スナップショット」もありますが、両者はまったく違う意味を持ちます。

前述したように、ポートレートは背景をぼかして、被写体をより強調して見せる写真です。スナップショットは、瞬間撮影とも呼ばれ、被写体となる人物が撮影されることを意識していない瞬間を撮影した写真です。

ポートレートとスナップショットの使い分けとしては、家族写真など、人物に焦点をあてる撮影は「ポートレート」、子どもが公園で遊んでいるシーンのように、その場面を切り取るような撮影は「スナップショット」となるでしょう。

ポートレート写真の撮り方や設定

ポートレート写真は一眼レフカメラやスマホのポートレートモードで撮影します。一眼レフカメラとスマホでは、撮影方法や設定が異なるので、しっかり理解しておきましょう。

一眼レフカメラの場合

一眼レフカメラでポートレート写真を撮影する場合は、単焦点の広角レンズや標準・中望遠レンズなどの使用が一般的です。

また、ポートレート撮影ではカメラの各数値・機能を設定する必要があります。以下のような設定を行います。

● マニュアルモードに設定
● ISO感度をAUTO
● F値は低めに設定
● シャッタースピードは1/250以上が目安
● ホワイトバランスをAUTOまたは微調整

上記はポートレート撮影初心者の方におすすめの設定なので、撮影になれてきたら、満足できる撮影ができるように、自分なりに各設定値を調整してみましょう。

スマホの場合

スマホでポートレート写真を撮影する場合は、カメラアプリのポートレートモードを利用します。

操作は基本的にiPhoneとAndroidスマホで変わらないので、設定手順を把握しておきましょう。

● 「カメラ」アプリを起動(機種により名称が異なる場合がある)
● 撮影モードから「ポートレート」を選択する
● アプリの指示に従って撮影する

スマホでの撮影は、基本的にポートレートモードを選択して、アプリの指示に従うだけで、ポートレート写真が撮れます。

また、近年は自分でぼかし度合いを調節できたり、照明効果の位置や強度を変えたりできる機種もあり、一眼レフカメラではできないような特殊な撮影も可能です。

なお、機種によっては、撮影後でもぼかしの度合いの調整や種類を編集できるものがあります。

ワンランク上の映える
ポートレート写真の撮り方

ポートレート写真は、撮影の仕方によって写真の印象が大きく変わります。よりポートレート写真が映える撮影方法を5つ紹介します。

主役を意識してピントを合わせる

ポートレート撮影は、被写体を強調させるため、何を主役として撮影するかを明確にしたほうが良いでしょう。

撮影ではさまざまなものが写り込んでしまうため、主役を明確にしておく必要があります。撮影対象をはっきりさせて、被写体が際立つようなポートレート写真を撮影しましょう。

なお、近年のスマホカメラは高性能なので、被写体をタップすると自動でピントを合わせてくれます。撮影初心者でもキレイなポートレート撮影ができる可能性が高いので、さまざまな被写体で写真を撮影してみてください。

被写体との距離を色々試す

被写体との距離を近くしたり、遠くしたりすると、魅力的なポートレート撮影ができる場合があります。

たとえば、風景がキレイな場所での撮影なら、被写体から離れて風景もできるだけ入れ込む、より被写体の一部にフォーカスしたいなら、その部分が際立つように近づくなど、撮影の仕方を試してみましょう。

ただし、スマホで撮影する場合、画素数や望遠機能によっては、被写体が遠すぎると、ズームしても画質が荒くなったりはっきりと写らなかったりするので注意してください。

人物撮影の場合、顔だけや上半身だけ、あるいは体全体も写るようにするなど、どこまで写真に入れるかも考えましょう。

便利なグリッド線機能を活用する

上手に撮影をするためには、ピントが合っていることに加え、全体的なバランスも重要です。しかし、撮影時に被写体の正確な位置を把握するのは、困難な場合もあるかもしれません。

スマホのカメラには、グリッド線やガイド線と呼ばれる補助線機能が利用できる機種もあるので、困ったときは使用してみましょう。

グリッド線やガイド線を活用すれば、写真の全体像に対して、被写体の位置が把握できるので、バランスの良いポートレート写真が撮れます。

グリッド線の出し方はiPhoneでは、「設定」から「カメラ」を選択し、「グリッド」の設定をONにするだけです。

Androidスマホでは、基本的にカメラアプリを起動して、画面上部にある「設定アイコン」から「グリッド」を選んでONにすれば表示できますが、機種によって操作が違う可能性があるので、メーカーの製品仕様や説明書などで確認してください。

背景のぼかしの強度を調整する

ポートレートは背景をぼかすことで被写体を強調することが多いですが、ぼかしの度合いは設定によって異なります。

背景のぼかし度合いでポートレート撮影の出来が変わるため、風景や被写体の印象などを考慮した調節をしましょう。

一般的にぼかし度合いは、一眼レフカメラの場合、交換レンズの絞りで調整しますが、スマホではデジタル処理で調整されます。

機種によっては撮影中にぼかしに関連する数値の変更が可能なほか、撮影後にスライドバーを動かすことでぼかし具合を編集できるので、自分好みのぼかし度合いを見つけてみてください。

背景を活かした撮影をする

ポートレート撮影では、ぼかしを加えず、背景が活きるように撮影するケースもあります。

とくに旅先の観光名所など、どこで撮影したかが分かるように撮影したい場合は背景となる場所や向きを考慮しましょう。また、撮影の際に構図も意識するとより魅力的な写真に仕上がります。

光の当たり方を意識する

ポートレート撮影では、光の当たり方も重要です。

被写体に当たる光の強さや角度で写真の印象も大きく変わるため、撮影の時間帯やポジションなどを考えて、光を上手に利用しましょう。

スマホでの撮影なら、撮影時の明るさの設定や照明の種類も簡単に変えられるので、被写体が際立つように光を調整するのも一眼レフカメラより容易かもしれません。

ポートレートで背景をぼかした魅力的な写真を撮影しよう

ポートレートは背景をぼかすことで、被写体をより強調させて撮影する写真です。

撮影時は、瞬間を切り取るスナップショットと違い、特定の被写体にフォーカスするので、被写体を明確に決めておくと、被写体がより際立つ魅力的な写真を撮影しやすいでしょう。

ポートレート写真を上手に撮影するためには、ほかにも全体的なバランスやぼかし度合い、明るさなど、さまざまな要素を考慮する必要があります。そのため一眼レフカメラでのポートレート写真の撮影は、初心者には難しいかもしれません。

しかし、スマホのポートレート撮影であれば、容易にポートレートモードに切り替えられるほか、撮影をサポートしてくれる機能が多数あるので初心者でも魅力的な写真が撮影できるでしょう。

上手なポートレート撮影ができない方は、スマホを利用して魅力的な写真を撮影してみてください。

ポートレート撮影は高性能カメラと編集機能が充実した「Galaxy S23シリーズ」がおすすめ

ポートレート撮影はカメラの性能が大きく関係するので、Androidスマホで写真撮影するなら高性能カメラを搭載した「Galaxy S23シリーズ」がおすすめです。

とくにフラッグシップモデルの「Galaxy S23 Ultra」であれば、メインカメラがスマホのなかでも最上級になる2億画素の高解像度なので、ズームしても被写体を鮮明に撮影できます。

また、メイン・サブカメラともオートフォーカスに対応しているため、いつでも被写体に自動でピントを合せてくれるほか、ナイトグラフィー機能で夜でも昼と同じような感覚で撮影が可能です。

写真撮影が好きな方やスマホでポートレート撮影をしたい方は、解像度が高く、ポートレートも簡単かつキレイに撮影できる「Galaxy S23シリーズ」をご検討ください。

※記事内で使用されている画像はイメージです

フリーランスライターの房野麻子氏 フリーランスライターの房野麻子氏

執筆者

房野麻子

大学卒業後、新卒で某百貨店に就職。
その後、出版社に転職。
男性向けモノ情報誌、携帯電話雑誌の編集に携わった後、2002年にフリーランスライターとして独立。
モバイル業界を中心に取材し、『ITmedia Mobile』などのWeb媒体や雑誌で執筆活動を行っている。

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