スマホのバッテリー交換はいつするべき?
バッテリーの寿命や劣化症状・費用を解説

2023-12-01

スマホは利用期間が長くなると、バッテリー性能が落ちてきます。

バッテリーが劣化すると持続時間が短くなって充電頻度が高くなったり、突然電源が落ちたりするなどの症状が発生する可能性があります。

スマホのバッテリーの持続時間が短くなってきたけれどどうすれば良いかわからないという方もいるかもしれません。

また、一般的にスマホのバッテリーの寿命はどのくらいといわれているか気になる方も多いでしょう。

本記事では、バッテリー交換を検討すべき症状やバッテリーの寿命、バッテリーの交換方法を紹介します。

目次

スマホのバッテリー交換を検討すべき症状

スマホのバッテリーが原因による動作不良の中で、バッテリーの交換を検討すべき症状を紹介します。

わかりやすい症状として、バッテリーを満充電しても持続時間が短くなってきているケースがあります。頻繁に充電を行う必要があるような場合は、交換を検討すべきです。

モバイルバッテリーを併用して、常に充電しながら使うような方法もありますが、USBケーブルに繋いだまま利用する必要があり、使い勝手としてはあまり良くないでしょう。

スマホを利用していてデバイスが熱くなる症状が出てきた場合も、バッテリー交換を検討すべきです。ゲームアプリや動画アプリなど負荷の高いアプリを利用していると、デバイスが熱くなることがあります。

しかし、通常利用でデバイスが発熱してしまう場合、バッテリーの異常が考えられ、交換が必要です。また、充電時に極端に発熱が感じられるような場合も交換しましょう。

スマホのバッテリーが満充電の状態なのに電源が落ちる場合もバッテリーの不具合の可能性があり、交換が必要です。

もしも作業中にバッテリーが落ちてしまうと、データが保存されていない可能性があります。快適な利用ができなくなることも想定されるため、上記のような症状が見られる場合は、バッテリー交換を検討しましょう。

スマホのバッテリーの寿命はどれくらい?

スマホは同じ端末を数年単位で長く利用する方も多いでしょう。長期間の利用で気になるポイントとしては、スマホのバッテリーの寿命です。

スマホのリチウムイオンバッテリーは、繰り返し使用することで化学変化により劣化が進みます。一般的な寿命としては、充電サイクルが500サイクル程度といわれています。

1サイクルとは、0%から100%まで充電する単位です。利用方法にもよりますが、スマホのバッテリーは2~5年程度がバッテリーの寿命となっています。とくに長期間利用していると劣化が目立ってくるため、バッテリーの寿命の目安を覚えておくと良いでしょう。

スマホのバッテリーの状態を確認する方法

スマホのバッテリーの状態は、設定画面の「バッテリー」などから確認できます。バッテリーの劣化を感じる場合、「バッテリー」で確認しましょう。

「バッテリー」の設定画面や確認方法は、機種によって異なります。Galaxyの場合は「端末情報」>「バッテリー情報」から確認が可能です。「バッテリーステータス」、「バッテリー残量」、「バッテリー容量」の確認が可能です。

iPhoneのバッテリーの状態は、iOS 16の場合、「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態と充電」で確認が可能です。「最大容量」、「ピークパフォーマンス性能」、「バッテリー充電の最適化」の確認ができます。また、バッテリーの修理が必要かどうかなどの情報も表示されます。

スマホのバッテリー劣化を抑えて長持ちさせるためのコツ

スマホのバッテリー劣化は、使い方次第で抑制が可能です。バッテリーを長持ちさせるコツとしては、以下があります。

● バッテリー残量が0%になる前に充電する
● 充電の際はバッテリーの保護機能を使用する
● スマホが高温になる使い方は避ける

バッテリー残量が0%になる前に充電する

バッテリーを長持ちさせるコツとして、バッテリー残量が0%になる前に充電することが重要です。バッテリーが0%になると過放電となり、バッテリー劣化の原因です。

バッテリーが使えるギリギリまで利用するような使い方は、バッテリーに負荷がかかりやすいため、0%になる前に充電をこころがけましょう。

また、0%に近い状態で使用しなければいけないような場合は、モバイルバッテリーを持ち歩くなどして充電できるように準備しておきましょう。

充電の際はバッテリーの保護機能を使用する

スマホの機種によっては、バッテリー充電時の制御機能によりバッテリーの劣化を抑える機能を搭載しています。

たとえばGalaxyシリーズの場合、「デバイスケア」アプリの「バッテリー」>「その他のバッテリー設定」の「バッテリーを保護」があります。バッテリーの寿命を延すために最大充電量を85%に制御する機能です。

iPhoneの場合、「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態と充電」にて「バッテリー充電の最適化」の項目があります。デバイスの充電状態を学習して、充電量が80%以上を超えないように充電を保留することでバッテリーの寿命を延ばす機能です。

スマホが高温になる使い方は避ける

スマホに内蔵されているリチウムイオンバッテリーは、高温になると劣化が進みやすくなります。高温になるような環境での利用は控えてください。たとえば、真夏に車のダッシュボードに置くなどは避けましょう。

また、充電しながらデバイスを利用すると、バッテリーの温度が高くなりがちです。とくにバッテリー負荷の高くなるゲームアプリや動画アプリを利用中はバッテリーの温度が高くなりますが、充電しながらの場合はさらにバッテリーが高温になってしまいます。

デバイスの利用中はバッテリーの充電を避けて、利用していない時間に充電するようにしましょう。

スマホのバッテリー交換の方法

スマホのバッテリーを交換するには、いくつかの方法があります。

● 携帯電話ショップに持ち込み
● メーカーに修理依頼
● 正規代理店に修理依頼

スマホを携帯電話会社より購入した場合は、携帯電話ショップに持ち込む方法があります。ショップでは、携帯電話会社との契約を確認後、デバイスのバッテリーの状態を店頭で確認し、バッテリー交換の修理預かりとなります。

ほかにも、スマホのメーカーに直接修理を依頼する方法があります。オンラインなどで修理依頼をするのが一般的ですが、Galaxyシリーズの場合は、Galaxy Harajukuでバッテリー交換依頼が可能です。

海外メーカーのスマホの場合、正規代理店に修理依頼します。

バッテリー交換の費用

スマホのバッテリー交換は、購入後の初期不良や保証期間内では、無償でできる可能性があります。しかし、通常使用で保証期間が過ぎている場合などは修理扱いとなり、有料です。

バッテリーの交換費用は依頼先や機種により異なりますが、バッテリーの部品費用と作業費を合わせると、1万円前後が目安です。

Galaxyスマホの場合はGalaxy Harajukuで修理する場合の修理料金目安が公開されています。Galaxy Sシリーズのバッテリー交換は~12,100円(税込)、Galaxy Foldシリーズは~13,200円(税込)となっています。

寿命の兆候が出たらバッテリー交換や機種変更を検討しよう

スマホを長期で利用していると、バッテリーの不具合が発生する可能性があります。バッテリーの持ちが悪い、デバイスが使用中に発熱する、電源が使用中に落ちる、などの症状が出てきたら、バッテリーの寿命である可能性が高くなります。

バッテリーの寿命が不具合の原因である場合は、バッテリーの交換、または機種変更を検討しましょう。

機種変更を検討するなら「Galaxy S23シリーズ」がおすすめ

スマホを長期で利用している場合は、バッテリー以外にもさまざまな部品が劣化してきます。たとえばディスプレイの不具合や傷、USB充電ポートの緩み、SIMカードスロットなど、さまざまな部分で故障の可能性が高くなります。

また劣化による故障のほかにも、OSのサポート期間終了によるセキュリティの低下や最新ゲームアプリなどを動作させるスペック不足も発生する場合があります。

長期でスマホを利用していて、不具合がある場合は、さまざまな要因が考えられるため、機種変更を検討することもおすすめです。機種変更する場合は、ハイスペックで使い勝手の良いGalaxyスマホがおすすめです。

たとえば「Galaxy S23 Ultra」は、5,000mAhの大容量バッテリーを搭載し、各種の充電機能にも対応しています。急速充電、ワイヤレス充電、ワイヤレスパワーシェア(ほかの端末をワイヤレス充電できる機能)(※1)など、バッテリー機能が充実しています。

また、カメラも最大100倍ズーム、2億画素、プロセッサーはSnapdragon 8 Gen 2など最高クラスのスペックを搭載しています。ぜひ最新機種を利用したい、バッテリー容量が大きく長時間使えるスマホを利用したい方などはぜひご検討ください。

※1 Qiワイヤレス充電対応のS23、S23 Ultra、S22、S22 Ultra、Z Fold5、Z Fold4、Z Flip5、Z Flip4、S21 5G、S21+ 5G、S21 Ultra 5G、Z Fold3 5G、Z Flip3 5G、Note20、Note20 Ultra、S20、S20+、S20 Ultra、Z Flip、Note10、Note10 +、S10、S10+、Fold、S9、S9+、S8、S8+、S7、S7 edge、S6、S6 edge、Note9、Note8等のGalaxy端末、あるいは他のブランドのスマートフォン、ならびに Galaxy Buds2、Buds Pro、Galaxy Buds Live、Galaxy Watch4、Watch4 Classic、Watch3、Galaxy Watch Active2、Galaxy Watch Active、Gear S3、Galaxy Watch、Galaxy Buds等のウェアラブル製品に限定されます。バッテリー電力が30%を切ると、ワイヤレスパワーシェアは機能しません。特定のアクセサリー、カバーあるいは他のブランドデバイスでは機能しないことがあります。ネットワーク環境によっては、通話の受信やデータサービスに影響することがあります。

※記事内で使用されている画像はイメージです

伊藤浩一の写真 伊藤浩一の写真

執筆者

伊藤浩一

月間30万PVを超えるブログを運営。
発信力が強みのITライター。
ブログ「伊藤浩一のWindows Phone応援団(旧W-ZERO3応援団)」主宰。
モバイルユーザーとしてレビューを毎日掲載しながら、日本のスマートフォンシーンの盛り上げを行い、アクセス数は月間30万を超えるブログとなっている。WEBニュースへの寄稿、モバイル関連書籍の執筆など多方面で活動している。

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