スマホでの人物写真の撮り方のポイント|キレイに撮影するテクニックや便利機能を紹介

2024-01-01

スマホのカメラを使えば、あらゆるシーンでお手軽にキレイな写真を撮影できます。とくに家族や友だちとの思い出の1枚を撮影するにはうってつけです。しかし、いざ撮ってみるとピントが合っていなかったり構図が決まらなかったりなど、失敗した経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。人の撮影にはいくつかのポイントがあります。逆にいえば、ちょっとしたコツをおさえるだけで、誰でもキレイな人物写真を撮影できるため、ぜひ覚えておきたいところです。

本記事では、スマホで人物写真を撮影するときのテクニック、便利な機能やアイテムを解説します。

目次

おしゃれな人物写真をスマホで撮影するテクニック

ポートレート写真は、撮影の仕方によって写真の印象が大きく変わります。よりポートレート写真が映える撮影方法を5つ紹介します。

レンズを拭いたり周囲を片付けたりしてキレイにする

スマホのカメラレンズが汚れていると、写真に余計なゴミや埃が写りこんでしまいます。毎日触るスマホは想像以上に汚れやすく、剥き出しのレンズはとくに指紋や指の油ですぐに曇るのです。

写真を撮影する直前は、レンズを拭いてキレイにするようにしましょう。拭く際は眼鏡拭きのような柔らかい布を使い、レンズに傷をつけないよう気をつけてください。

また、撮影場所の周辺が散らかっているのも良くありません。普段は気にならない荷物やゴミも写真になると案外気になるものです。たとえば自室で撮影するのであれば、飲みかけのペットボトルや普段使いのバッグなどは片付けて、撮影環境を整えましょう。

光量を考えて撮影場所を選ぶ

屋内か屋外かや、光の明るさによって写真の写り方は大きく変わってきます。とくに人物撮影では光の加減の影響が大きいため、カメラを使う前に周囲の環境を考慮して撮影場所を決めるよう心がけましょう。

具体的なポイントは、撮影場所はなるべく日陰にすることです。日光やライトが強く照っている場所だと人に光が当たって、明るいけれど陰影の差が強い写真になり、表情がよく見えません。

日陰なら影が出にくいので、その人の顔がしっかり見えるように撮影しやすく、ハッキリした印象の人物写真に仕上がりやすいです。屋内での撮影なら、窓際に寄って撮影するなども考慮すると良いでしょう。

スマホによっては、カメラモードで画面をタップすると明るさを自動調整してくれる機種もあります。日陰では暗すぎる、といったときは試してみてください。

構図やカメラの位置を意識する

何も考えず撮影するのではなく、構図を吟味したうえで写真を撮った方が見栄えが良くなります。映えるアングルで撮影できれば撮影してもらった方も喜んでくれるでしょう。

人物写真でおすすめの構図は「三分割構図」です。画面を縦3本と横3本の9マスに区切り、被写体を線の交点に配置して撮影します。こうすることで画面のバランスが整いやすくなり、美しい1枚に仕上がります。

「三分割構図」は初心者でも取り入れやすい構図なので、ぜひ試してみてください。ほかにも、人物を画面の真ん中に配置する「日の丸構図」や画面の対角線上に被写体を配置する「対角線構図」も使いやすい構図といえます。

また、初心者が見落としやすいのがカメラの位置です。人物写真ならば、被写体の腰ぐらいの高さにカメラを合わせるのがベターです。低すぎると思いがちですが、撮ってみると胴体と足のバランスがちょうどよく写真に収まります。

被写体にピントを合わせる

意外と忘れがちなのがピント合わせです。ピントを合わせず撮影すると被写体がぼやけたり風景の方が目立ったりと、人物写真としては悪い仕上がりになってしまいます。

スマホでの撮影でピントを合わせられないのは、撮影アプリを起動してすぐシャッターボタンをタップしているのが原因の可能性があります。

自動でピントを合わせてくれるアプリならば被写体が鮮明になるまで待つなどして、ピントが確かに合っているかを確認してから写真を撮影するようにしてください。手動でピントを合わせる場合は、一番目立たせたい人に画面上でタッチしてピントを合わせると美しい写真が撮れます。

光源の向きを意識して写真を撮影する

人物写真を撮影する際は、光源の向きをチェックするのも大事なポイントです。被写体に対しての光源の位置や向きにより、順光、逆光などがあり、光の当たり方によって写真の印象は大きく変わります。

たとえば、順光では「光源が撮影者の背にあり、レンズが向いている方に光が射している」状態を指します。

順光のメリットは、逆光によるフレアが入らない点です。フレアとは、光源にレンズを向けて撮影した際に発生する白いノイズのことです。画面が白っぽくなる、被写体に光がかぶって見えにくくなるなど、フレアはなるべく人物撮影では回避したい現象といえます。

光を背にする順光を意識すればフレアが発生しづらくなり、クリアな人物写真が撮りやすくなるでしょう。

一方、フレアをあえて写真に取り入れたいときや、被写体の輪郭をぼかしてやわらかい雰囲気の人物写真にしたい場合は逆光が適しています。撮影したい写真に合わせて光源と被写体の向きを考慮してみましょう。

人物写真に便利なスマホの機能

スマホに搭載されたカメラアプリには、人物撮影の補助機能があります。スマホの機種やメーカーなどによって、撮影をサポートしてくれる機能や写真を加工して見栄えを良くできる機能などさまざまな種類があります。

ここからは、人物撮影に活用できるスマホの機能を紹介します。

ポートレート機能

スマホのカメラアプリにポートレート機能が搭載されていることが多いです。スマホのポートレート機能を活用すると、背景がぼけてより被写体を強調した写真が撮影できます。

人物写真の撮影では、主役となる被写体の人物にピントを合わせて撮影するように意識しましょう。スマホによっては、撮影時にポートレート写真のぼかしや明るさなどを調整することが可能です。

なお、背景を活かした撮影には不向きな場合もあるため注意しましょう。

写真撮影時のガイドとなるグリッド線

スマホのカメラツールや撮影アプリには、グリッド線を表示する機能が搭載されているものがあります。グリッド線とは写真を撮影する際に基準となるガイド線で、画面に数本の細い線が表示されるものが一般的です。

グリッド線のメリットは、被写体の傾きや配置のバランスを把握できる点です。初心者でも均整のとれた人物写真が撮影できます。人物を撮影するのに適した構図である「三分割構図」の目安にも使いやすいです。

カメラツールやアプリには、グリッド線をオン・オフできるものもあります。あらかじめ確認しておくと良いでしょう。

小顔や美肌にできる補正機能

シュッとした小顔やシミひとつない美肌は、写真写りも良くなります。人物をスマートに撮影したいなら、撮影時に小顔や美肌補正を使ってみてください。

なお、小顔や美肌の補正機能の有無はスマホやアプリによって異なります。撮影前にチェックしておくのが無難です。また、撮影時だけでなく、撮影した写真を後から補正できるアプリもあるので、自分にあったものを利用しましょう。

撮影後の加工・編集機能

撮影した写真に加工を施して映える1枚に仕立てるのもおすすめです。被写体の周りに関係ない人や動物、ごみなどがあると写真が散らかった印象になってしまいます。余計な写り込みは編集で消してしまいましょう。

スマホの標準機能や写真加工アプリで可能な一般的な編集としては、以下の作業が挙げられます。

● 写真の拡大縮小
● 写真の一部を切り取る「トリミング」
● 写真の角度調整
● 写真の明るさやカラーの変更

いろいろ試して自分好みの人物写真に加工してみましょう。

写真撮影に便利なスマホ用アイテム3選

撮影に便利な各種アイテムを組み合わせるのも手です。スマホは撮影専用のガジェットではないため、スマホ単体では撮影方法がどうしても限られてしまいます。アイテムを活用すれば、撮影の幅が大きく広がるでしょう。

スマホでの撮影に使える便利なアイテムを3つ紹介します。

スマホ用の三脚

一眼レフカメラのようにスマホを設置できる三脚は、スマホ撮影における定番アイテムです。スマホを三脚に固定することで、水平・垂直に合わせたり、構図を意識したりしてイメージ通りの写真を撮影しやすくなります。

また、三脚を使えば手ブレを防止できるため、初心者でもキレイな写真を撮影しやすくなるはずです。

自撮り棒

他人ではなく自分を撮影したい場合は、自撮り棒を使うと良いでしょう。伸縮式の棒にスマホを取り付けて伸ばすことで、自然な態勢をキープしながら自撮りができます。普段は短く収納できるタイプの商品を買えば、持ち運びも苦労しません。

また、自撮り以外のシーンでも使えるのが自撮り棒のメリットです。棒を長く伸ばして上からの俯瞰構図で撮影するなど、人力では難しいアングルや長い距離の撮影にも適しています。

外付けレンズ

スマホに取り付けられる外付けレンズを使えば、画質やアングルに変化をつけられます。外付けレンズには複数の種類があり、どれを使うかによって得られる効果が違うのもポイントです。一般的には、以下のスマホ用の外付けレンズがあります。

● 広角レンズ:大人数を撮影する場面で使いやすい
● 偏光レンズ:水や壁による光の反射を抑えられ、人物を美しく撮影するのに便利
● 魚眼レンズ:写真の真ん中が盛り上がったように写るユニークさが魅力

複数のレンズを用意して、シチュエーションに応じて使い分けるのもおすすめです。

スマホでも人物写真は手軽に撮影できる

スマホのカメラは、年々高性能化の一途を辿っています。最近のスマホは、一眼レフで撮影したようなハイクオリティな写真も手軽に撮影できます。

スマホでよりキレイな人物撮影や自撮りをしたい方は、撮影のポイントを把握することが大切です。たとえば、カメラのレンズを拭く、構図を少し意識するなど、ちょっとしたテクニックを駆使するだけで誰でもキレイな人物写真が撮影できます。

本記事で紹介したポイントを参考に、ぜひ家族や友だちを相手に人物写真にチャレンジしてはいかがでしょうか。

スマホでの人物撮影は高性能カメラを搭載している「Galaxy S23シリーズ」や「Galaxy Z Flip5」がおすすめ

スマホでの人物撮影にこだわりたい方には、ハイクオリティなカメラで美しく撮影できる「Galaxy S23シリーズ」や「Galaxy Z Flip5」がおすすめです。

「Galaxy S23シリーズ」は、高性能なカメラと便利機能を搭載しており、AIによる自動調整も可能です。最適な明るさやピント合わせをAIが計算して自動調整してくれるので、初心者でも美しい人物写真を撮影しやすいでしょう。

シリーズ最新機である「Galaxy S23 Ultra」では、2億画素の高解像度カメラを搭載しており、プロ仕様の「Expert RAW(※1)」のほか、夕暮れや夜明けでも鮮明に撮れるナイトグラフィー機能が利用できるため、一眼レフカメラのような本格的な写真も撮影できます。

「Galaxy Z Flip5」は、スマホを折りたたんで自立させればハンズフリーで楽に撮影できるほか、斬新なアングルで撮影できることが魅力です。また、カメラに手のひらを向けるだけでシャッターを切れる「手のひらシャッター」による遠隔撮影も便利です。

キレイな人物写真をスマホで撮影したい方は、優秀なカメラと便利機能を搭載している「Galaxy S23シリーズ」や「Galaxy Z Flip5」を検討してみてはいかがでしょうか。

※1 Expert RAWアプリはGalaxy Store からダウンロードできます。(ダウンロードする際は、ブラウザアプリをSamsung ブラウザもしくは、Google Chromeに設定して下さい。)この機能を使用できる端末は「Galaxy S23シリーズ」、「Galaxy S22シリーズ」、「Galaxy S21 Ultra」、「Galaxy Note20 Ultra」、「Galaxy Z Fold 5」、「Galaxy Z Fold 4」です。

※記事内で使用されている画像はイメージです

フリーランスライターの房野麻子氏 フリーランスライターの房野麻子氏

執筆者

房野麻子

大学卒業後、新卒で某百貨店に就職。
その後、出版社に転職。
男性向けモノ情報誌、携帯電話雑誌の編集に携わった後、2002年にフリーランスライターとして独立。
モバイル業界を中心に取材し、『ITmedia Mobile』などのWeb媒体や雑誌で執筆活動を行っている。

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