スマホのメモリ(RAM)とは何?ROMとの違い
なども解説


2025-07-18
スマホの性能を判断するとき、よく参考にされるスペックが「メモリ(RAM)」です。メモリ(RAM)の容量が十分になければ、スマホの反応が鈍くなったりアプリが固まってしまったりと、スマホの使い勝手が悪くなる可能性があります。スマホの調子が悪いと思ったら、メモリ(RAM)が関係しているかもしれません。
この記事では、スマホを快適に使うために知っておきたいメモリ(RAM)の知識、ストレージ(ROM)との違いなどをわかりやすく解説します。
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目次
スマホのメモリ(RAM)とは
スマホのメモリ(RAM)とは「Random Access Memory」の略称で、日本語では「自由に読み書きできるメモリ」です。容量はGB(ギガバイト)で表示され、スマホだけではなくパソコンでも使用されます。
メモリは作業領域、わかりやすく言うと机の広さに例えられます。メモリの容量が大きければ大きいほど、スマホ内の作業スペースは広がり、一度にたくさんの作業を行えるなどスマホの処理能力が上がります。
ただし、メモリで読み書きされるデータは一時的なもので保存用ではないため、スマホの電源を落とすたびにデータは失われます。
メモリ(RAM)とストレージ(ROM)の違い
メモリ(RAM)とよく似た名前のスペックにストレージ(ROM)があります。単位もメモリと同じGB(ギガバイト)であるために、メモリと混同されがちですが、メモリとストレージは別物です。
ストレージ(ROM)は、写真や動画、アプリなどデータの保存領域です。一時的にデータを保存する作業領域であるメモリ(RAM)に対して、ストレージは残しておきたいデータの保存を目的としています。作業する机の広さがメモリで、必要な道具をしまう引出しがストレージとも例えられます。
保存するデータが増えてストレージ(ROM)の空き容量が減ると、データの保存やダウンロードができなくなるなど、スマホの動きが悪くなる可能性があります。
スマホでメモリ(RAM)使用量を確認する方法
メモリ(RAM)が不足すると、スマホを快適に使えなくなる可能性があります。「動きが悪い」「アプリがなかなか開かない」などスマホの動作で気づく場合もありますが、自分でメモリ使用量の確認もできます。
スマホの「設定」内にあるメモリやストレージに関する項目を開けば、例えば、「8GM中4.2GB使用中」のように、メモリの空き容量がひと目でわかります。また、メモリの項目を開けば、何にメモリが使われているかまで把握できます。
メモリ(RAM)が容量不足のときのスマホへの影響
スマホでメモリ(RAM)の容量が不足すると、次のような影響を受ける可能性があります。
● スマホの動作が遅くなる
● アプリの立ち上がりに時間がかかる
● Webページの読み込みに時間がかかる
● アプリが落ちる、フリーズする
メモリに容量が残っていなければ、求められる作業をこなせず、スマホは十分な性能を発揮できません。
いざというときに必要なアプリが使えないような事態にならないように、メモリ不足には日頃から注意しておきましょう。
メモリ(RAM)の容量不足への対処法
メモリ(RAM)の容量不足を補うには、次のような対処法が考えられます。
● キャッシュを削除する
● 不要なアプリを削除する
それでは、それぞれの対処法を詳しく紹介します。
キャッシュを削除する
キャッシュとは、パソコンやスマホでWebサイトやアプリを開いたときの設定や情報が一時的に保存するデータです。キャッシュを残しておくと、同じWebサイトやアプリを開いたときに、画像などを再ダウンロードせずとも、スムーズにデータを読み込めます。
キャッシュは、Webサイトやアプリを使うたびに増えていくため、メモリ容量を圧迫する可能性があります。そのため、キャッシュは定期的に削除するようにしましょう。
キャッシュの削除は、スマホの「設定」から「アプリ」を開き、キャッシュを削除したいアプリを選択して「キャッシュを削除」で実行できます。
不要なアプリを削除する
アプリ、写真や動画などのデータを保存する場所は、メモリ(RAM)ではなく、ストレージ(ROM)です。しかし、たくさんのアプリをダウンロードしている場合、ストレージだけではなく、メモリ容量にも影響している可能性があります。
多くのアプリは、常に最新の状態を保つために、起動していない間もバックグラウンドでデータ通信を行っています。バックグラウンドを実行中のアプリは、見た目には変化はありませんが、メモリを消費しています。アプリの数が増えればそれだけバックグラウンドを実行するアプリも増えるため、知らず知らずのうちにメモリ残量を減らす原因になるでしょう。
そのため、ダウンロードしたものの使っていないなど、不要なアプリはできるだけ削除しておくようにしましょう。
また、スマホによっては、「設定」のメモリ項目でバックグラウンド中のアプリを停止して、メモリ容量を増やす機能があるものもあります。
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スマホが遅い・重い原因「メモリ」の対策
メモリ(RAM)の数値が高いとどんなメリットがある?
メモリ(RAM)の数値が高くなるほど、スマホの作業領域は広がります。たくさんのデータを保存する、複数のアプリとブラウザを同時に開くなど、負荷のかかる作業を同時に行ってもスムーズに処理できるでしょう。
メモリ(RAM)の数値は高いほうが良い?
Webサイトで情報を見ながら地図アプリで行き方を調べる、アプリのゲームをしながら友人とSNSでやりとりするなど、スマホでさまざまな作業を同時並行してこなしたいなら、メモリ(RAM)の容量は多いほど安心です。
ただし、メモリの数値が高くなるほどバッテリーが消耗しやすくなる点に注意が必要です。メモリは、アプリのバックグラウンド実行など、たえず通電されている状態です。メモリの大きさから消費電力が増えて、何度も充電を繰り返すうちにバッテリーが劣化しやすくなる恐れもあります。
スマホを快適に使うのに便利なメモリですが、スマホの使い方に合わせて適切な容量を選ぶことが大切です。
【ユーザー別】適切なメモリ(RAM)の容量とは?
一般的なスマホのメモリ(RAM)は2 ~ 4GBですが、最近は12 ~ 16GBのメモリを搭載するハイスペックなスマホも登場しています。端末ごとのメモリ容量の差が大きくなりつつある今、どのメモリ容量を選べばよいのか悩む方は多いでしょう。
一方、スマホのメモリは、パソコンのようにあとから増設できないので、選び間違えがないように注意しなければなりません。
そこで、スマホの使い方別におすすめのメモリ容量を紹介します。
【ライトユーザー】スマホ機能は最低限でOKな場合は2 ~ 3GB
スマホに提供される多くのAndroid向けアプリは、2GB前後のメモリ(RAM)での動作を前提に作られています。たとえば、SNSや地図アプリ、Webサイトの調べものにスマホを使う程度なら、2 ~ 3GBのメモリがあれば使用に問題ないでしょう。
2GBだとメモリとしての処理速度はそこまで早くありませんが、同時に複数のアプリを立ち上げるなどの負荷をかけなければスムーズな処理が可能です。
【ミドルユーザー】SNSも動画も楽しみたい場合は4GB
SNSも動画もゲームアプリも楽しみたいなど、あらゆるシーンでスマホを楽しみたいミドルユーザーには、4GB以上のメモリ(RAM)がおすすめです。複数のアプリを同時に立ち上げる場合、メモリ容量が少なければ、スマホの動きが悪くなったりアプリが止まったりなどの不具合を生じる可能性があります。
現在販売されているスマホは4GB以上のメモリが主流のため、選択肢も多いでしょう。
【ヘビーユーザー】容量の大きいデータをたくさんダウンロードしたい場合は6GB以上
3Dや高グラフィックのゲームアプリ、フルHDの高画質な動画など、容量の大きいデータをスマホにダウンロードしたいならメモリ(RAM)は6GB以上にしておきましょう。
高画質のコンテンツを表示するには高い処理能力が必要となるため、メモリ容量は重要です。十分なメモリ容量がなければ、ゲームも動画も高画質で楽しめない可能性があります。
メモリ(RAM)の容量はスマホの使い方に合わせて決めよう
スマホのメモリ(RAM)はさまざまなデータの作業領域にあたるため、数値が高くなるほどスマホの処理性能が高まります。メモリは作業をするための一時的な保管庫であって、アプリや写真などのデータを長期保存できるストレージ(ROM)とは別物なため注意してください。
複数のアプリを同時に立ち上げる、高画質の動画を楽しむなどの負荷のかかるスマホの使い方には、十分なメモリ容量が必要です。しかし、メモリが増えるほどバッテリーの消耗が早くなるデメリットもあるので、スマホの使い方に合わせて適切な容量を見極めましょう。
メモリ(RAM)が大容量のスマホなら「Samsung Galaxy Sシリーズ」がおすすめ
大容量のメモリ(RAM)のスマホなら最新の「Samsung Galaxy Sシリーズ」がメモリ容量12GBでおすすめです。
メモリ容量に加え、最新のプロセッサを搭載しているため、処理性能やGPU性能も高速化されています。さらに搭載された冷却システムによって、高負荷な作業を続けても、スマホが熱くなるのを防ぎます。
Samsung Galaxy Sシリーズは、バッテリー容量も4,000mAh ~ 5,000mAhと、長時間の操作にも耐えられる安心感があります。ゲームに動画鑑賞に、写真撮影に、スマホの可能性を広げる1台となるはずです。
※記事内で使用されている画像はイメージです
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