折りたたみスマホの特徴とは?
メリットや注意点を解説

2025-07-18

最近CMなどで、折りたたみスマホについて耳にする機会が増えている方もいると思います。折りたたみスマホにはどのような特徴があり、一般的なスマホと比べて、どのような点が異なるのでしょうか。また、折りたたみスマホの利用を検討する際に、折りたたみ式であることで、どのようなメリットや注意点があるのかも気になるところです。

本記事では、折りたたみスマホの概要や、メリットおよび注意点などをご紹介します。

目次

折りたたみスマホとは

折りたたみスマホとは、その名のとおり折りたたむことができるスマホです。

従来のスマホではできない「折りたたみ」が可能となっているのは、液晶よりも軽く薄く製造できる「有機EL」をディスプレイに採用しているためです。

また、折り方には「山折り」と「谷折り」がありますが、ディスプレイが内側に折りたたまれる「谷折り」のタイプが大多数となっています。谷折りタイプのモデルでは通知を確認するためのサブディスプレイを搭載している場合が多く、メインディスプレイに傷がつきにくいメリットがあります。

縦折り式と横折り式について、以下で解説します。

縦折り式

縦折り式のスマホは、真ん中で上下に折りたためるようになっています。

ガラケーのなかで「パカパカ」と呼ばれていた種類と同じような形状だと考えると、イメージしやすいでしょう。

折りたたむと手のひらにおさまる程度のサイズになり、ポケットやハンドバックに入れやすいため、持ち運びに便利です。

横折り式

横折り式のスマホは、本を閉じるような感覚で左右に折りたたむことができます。

本体のサイズにもよりますが、開くと小型のタブレットと同程度のサイズになるものが多いため、動画の視聴やゲームをプレイする際に便利です。左右の画面で異なるアプリを起動できるマルチタスクに対応しています。

折りたたみスマホのメリット

折りたたみスマホのメリットは、主に以下が挙げられます。

● 大画面で使いやすい
● コンパクトに持ち運べる
● 画面の角度を調節できる
● 複数のアプリを利用しやすい
● 画面に傷が入りにくい

それぞれのメリットを解説します。

大画面で使いやすい

折りたたみスマホの特徴のひとつは、開くと大画面になることです。とくに横折り式は、小型のタブレットほどのサイズ感になります。

タブレットの持ち運びが手間に感じる場合にも、携帯しやすい折りたたみスマホなら場所を選ばず映画などの動画を大迫力で楽しめるでしょう。

コンパクトに持ち運べる

折りたたみスマホは折りたたむことで、サイズがかなりコンパクトになります。

とくに縦折り式は、手のひらサイズになるので、ポケットや小さめのカバンにも入れやすいでしょう。また、折りたたんだ状態で操作できる機能もあるため、スマホを頻繁に使用する場合にも、開閉の動作を省いてスムーズな操作が可能です。

画面の角度を調節できる

折りたたみスマホの多くは、開いた状態で画面の角度を固定できます。ハンズフリーで操作したい場合、角度を調整すれば、デスクに置いたまま使用も可能です。

自撮りやタイマー撮影を行う際にも、画面を好みの角度に固定して置き撮りができるため、スマホスタンドなどの撮影機材を用意する必要もありません。

複数のアプリを利用しやすい

折りたたみスマホは、折り目を境にして2画面で操作できます。そのため、動画を視聴しながらSNSの投稿を行う、Web会議をしながらメモアプリでメモをとるなど、複数のアプリを同時に使用しやすいのが特徴です。

通常のスマホでも、画面を2分割して2つのアプリを同時に起動できますが、ディスプレイのサイズが半分になる分、操作しにくい傾向があります。画面サイズの大きさを活かしてマルチタスクができるのは、折りたたみスマホならではのメリットです。

画面に傷が入りにくい

折りたたみスマホで主流の谷折りタイプは、メインディスプレイが内側に折りたたまれます。

折りたたんでいるときはメインディスプレイが常に内側にあるため、スマホを落としてしまった場合にも画面に傷が入りにくいでしょう。

折りたたみスマホの注意点

一方、折りたたみスマホを購入および利用する際には、以下が注意点として挙げられます。

●厚みがある
●重量がある
●画面に折り目が付く
●価格が高くなりやすい

それぞれの注意点を詳しく解説します。

厚みがある

折りたたみスマホは、折りたたむことでサイズがコンパクトになりますが、その分厚さが増します。

折りたたんだ状態で使う場合は、厚さがある分だけ使用感が通常のスマホとは異なるため、使い始めのころは違和感を覚えるかもしれません。

重量がある

とくに横折り式の折りたたみスマホは、開くと大画面になる分、重量があります。

これまでスマホを片手で操作していた場合、片手で操作しにくいと感じるシーンがあるかもしれません。購入する前に実物を手に取り、使用感を確認しておくのが望ましいです。

画面に折り目が付く

折りたたみスマホのディスプレイには、薄く柔軟なガラスとフィルムを使用しています。構造の関係で、折りたたみスマホの画面にはどうしても折り目がついてしまいます。

画面が明るい状態ではあまり気にならないものの、角度を変えて見たり、外部の光が強く画面に当たったりすると、シワや折り目が見える場合もあります。
また、外部から強い衝撃が加わるとヒビや割れ目が広がり、折りたたんだ時に白い線が見えることもあります。通常のスマホと同様に扱いには注意が必要でしょう。

折りたたみスマホを使用する際は、折りたたみ部分を強く押したり、開閉するときに画面の間に指や物を入れたりすることは避けるようにしましょう。

価格が高くなりやすい

折りたたみスマホは構造が複雑な分、製造コストがかかり、販売価格が一般的なスマホよりも高くなる傾向があります。

今以上に折りたたみスマホが普及すれば、価格は下がることも期待できますが、現段階では高額な買い物になる点は覚悟しなければなりません。

折りたたみスマホにはメリットもあれば注意点もある

折りたたみスマホの構造は、従来のスマホと大きく異なります。その構造から生み出されるメリットとしては、「コンパクトに持ち運べる」「複数のアプリを利用しやすい」などが挙げられます。

その一方で、従来のスマホと比べて厚さや重さがある、画面に折り目が付くことなどは、注意点として挙げられるでしょう。

メリットと注意点をきちんと把握したうえで、折りたたみスマホを購入・利用すべきかを検討してみてください。

折りたたみスマホは「Galaxy Z Fold7」「Galaxy Z Flip7」がおすすめ

折りたたみスマホを試してみようと思っている方には、「Galaxy Z Fold7」「Galaxy Z Flip7」がおすすめです。

「Galaxy Z Fold7」は横折り式で、カバーディスプレイが約6.5インチ、メインディスプレイが約8.0インチとなっています。広げて利用すれば、大画面をマルチタスクに使えます。

Galaxy Z Fold史上最も薄型&軽量のため、持ち運びにも便利です。また、ハンズフリーで使いたい場合は、端末をお好みの角度に立ててデスクに置いたまま使用可能です。リフレッシュレートが最大120Hz対応のディスプレイは、ゲームのプレイにも適しているでしょう。

開閉を繰り返しても壊れにくいのはもちろん、高い防水性能があります。その他にも、ワンタップでアプリを切り替えられたり、画面を分割表示した状態でコピー&ペーストが可能だったりと、使いやすい機能を数多く搭載しています。

さらに専用タッチペンの「Sペン」を使用すれば、簡単にメモができ、翻訳やイラストの作成も可能です。PDFファイルに直接メモの書き込みもできるため、ビジネスシーンでの活躍も望めるでしょう。

「Galaxy Z Flip7」は縦折り式で、ハンズフリーカメラを搭載しています。折りたたみスマホならではの、画面の角度を変えられる特徴を生かし、斬新な構図での撮影が可能です。スマホを閉じたまま、メインカメラを使ってセルフィーを撮影できるほか、カバーディスプレイでレビューを確認しながら撮影できます。

また、約4.1インチの大型なカバー画面を使用してたり、メインディスプレイを上下で分割して2つのアプリを同時に起動するなど、折りたたみスマホならではの使い方も可能です。カバー画面は動画も再生できるので、友人と一緒に撮影した思い出の動画などをいつでも気軽に楽しめます。

その他にも、スマホを閉じたまま電話をかけられる機能や、スマホを閉じたままサイドキーのダブルタップでカメラが起動し、そのまま撮影できる「クイックショット」、手のひらを向けるだけで写真が撮影できる「手のひらシャッター」など、便利な機能を数多く搭載しています。

※記事内で使用されている画像はイメージです

\このページをシェアする/

フリーランスライターの房野麻子氏 フリーランスライターの房野麻子氏

執筆者

房野麻子

大学卒業後、新卒で某百貨店に就職。
その後、出版社に転職。
男性向けモノ情報誌、携帯電話雑誌の編集に携わった後、2002年にフリーランスライターとして独立。
モバイル業界を中心に取材し、『ITmedia Mobile』などのWeb媒体や雑誌で執筆活動を行っている。

Galaxy Tips Library

スマートフォンの豆知識や小ネタ、使いこなし術、よくある質問に対する解説など、デジタルライフを豊かにするための情報をお届けします。

Samsung Galaxyのおトクなキャンペーン情報

その他のオススメ情報

Smart Switch(スマートスイッチ)

Smart Switchで
簡単データ移行

画像はイメージです。 実際のUIとは異なる場合があります。

画像はイメージです。 実際のUIとは異なる場合があります。

QRコードを読み取るだけで、Wi-FiやSamsungアカウント、Google アカウントが簡単に移行完了。

スマートフォンからSamsung Galaxyスマートフォンへ簡単にアプリや写真、メッセージを転送できます。さらに!LINEも15日以上前の全トーク履歴が移行可能!

  • ※クイックセットアップは、One UI 5.1以降およびAndroid M以降を搭載したGalaxy S23シリーズ以降のモデルが対応しています。
  • ※有線転送にはAndroid™ 4.3以上が必要です。iOS 5またはそれ以前のAndroid OSはワイヤレスで転送する必要があります。Samsung Galaxyデバイスへの有線転送に必要なUSBケーブル/コネクタをお持ちでない場合は、ワイヤレスでの転送を利用することもできます。新しいSamsung Galaxy端末の「設定」からSmart Switch Mobile(スマートスイッチモバイル)を開くか、Galaxy StoreからSmart Switch(スマートスイッチ)アプリをダウンロードしてください。転送可能なデータやコンテンツはOSによって異なる場合があります。Samsung Galaxyデバイスのデータをバックアップし、ストレージデバイスに復元します。 Smart Switch PC(スマートスイッチPC)によるPCバックアップ、またはSmart Switch Mobile(スマートスイッチモバイル)のSDカードバックアップ機能をご利用ください。
Samsung Galaxyユーザー向けデジタルウォレット

Samsung Walletで
キャッシュレスな生活を

画像はイメージです。 実際のUIとは異なる場合があります。

画像はイメージです。 実際のUIとは異なる場合があります。

クレジットカードやデビットカード、QRコード・バーコード決済、ポイントカード、搭乗券などを1つの安全なモバイルアプリで集約できるSamsung Galaxyユーザー向けデジタルウォレット「Samsung Wallet」。

財布がかさばらず、スマホ1台で完結でき、ロック画面からすぐに決済等ができて便利です。

  • ※Samsung Walletアプリの対象端末は2021年以降の発売モデルかつAndroid 14以上のSamsung Galaxyスマートフォンです。
  • ※対象端末は、こちらをご確認ください。
Samsung Galaxyユーザー限定の公式アプリ

Samsung Members

Samsung Galaxyを思いのままに使いこなせるコンテンツのほか、充実のサポートサービスはもちろん、ユーザー限定の特典にイベントのご案内も!仲間が集うコミュニティまで備えた、Samsung Galaxyユーザーのマストアプリです。