花火の写真の撮り方を解説! キレイに撮影するコツや設定を紹介

2024-01-01

夏の風物詩でもある花火を思い出と共にキレイに花火を記録したいと思う人も多いのではないでしょうか。一方で、花火の撮影は難しく失敗してしまうこともあります。

本記事では、スマホでも花火をキレイに撮影するコツや設定について詳しく解説します。スマホに搭載されている便利な機能を使うことで、技術や経験がなくても花火をキレイに撮影することが可能です。

目次

スマホで花火を撮影することが難しい理由

花火の撮影は、通常の風景や夜景よりも撮影難易度が高いといわれています。失敗してしまう主な理由としては、以下の3点が挙げられます。

● 白飛びしてしまう
● シャッタースピードが合わない
● 手ブレが起きる

それぞれの理由について、詳しくご紹介します。

白飛びしてしまう

花火の撮影の失敗理由に「白飛び」があります。撮影した花火が真っ白に写ってしまい、花火本来のキレイな色が全く見えない状態のことを指します。

スマホのカメラには、イメージセンサーという装置が搭載されているのが一般的です。イメージセンサーがレンズで集めた光を電気信号に変換した結果、画像をデジタルデータとして扱うことができるようになります。一方で、イメージセンサーの性能によって、認識できる明るさの範囲(ダイナミックレンジ)には限りがあります。

花火は人間の目が認識している以上に明るい被写体のため、スマホによっては、ダイナミックレンジをオーバーしてしまい白飛びの現象が起きてしまいます。そのため、花火を撮影する際には、カメラが集める光の量を抑える設定をしなければいけません。

シャッタースピードが合わない

花火が点のように写ってしまい、一番キレイな状態で撮影できない場合があります。これは、シャッターを押すタイミングやカメラのシャッタースピードが合っていないことが原因です。

花火が打ちあがる様子は、人の目には一瞬の出来事のように映ります。しかし、花火が打ちあがってから消えるまでの時間は、8~10秒間のため、結果的にシャッターのタイミングがずれてしまうことがあります。

手ブレが起きる

花火の撮影に失敗する原因として、手ブレも挙げられます。手ブレは、シャッターを押した瞬間にカメラが動いてしまうことで起こります。

とくに花火は暗い場所から撮影することが多く、スマホのカメラは光をより取り込もうとするため、シャッタースピードが遅くなります。そのため、スマホを手で持って撮影すると日中よりも手ブレが起こりやすくなります。

キレイな花火の撮り方のコツ

撮影のコツをおさえることで、スマホでもキレイな花火を撮影することが可能です。

すぐに実践できるコツとして、下記5点が挙げられます。

● スマホを固定して手ブレを防止する
● 連写モードでタイミングを合わせる
● 大きな花火を狙って撮影する
● フラッシュなどの機能は使わない
● 撮影場所を厳選する

それぞれについて、詳しくご解説します。

スマホを固定して手ブレを防止する

撮影するときの手の振動によって手ブレは起きてしまいます。三脚や撮影スタンドなどを使い、スマホを固定することで手ブレを防止しましょう。

三脚がない場合は、壁などに立てかけて、スマホを固定するのもおすすめです。

三脚や壁などで固定ができない環境で撮影する際には、自分の脇を固く締め、両手でスマホを固定するように持つと手ブレを防ぐことができます。

スマホによっては高性能な手ブレ補正機能が搭載されている機種もあります。自動で手ブレを調整してくれるので、キレイな写真を残すことが可能です。

連写モードでタイミングを合わせる

シャッターのタイミングを合わせるには、「連写モード」で撮影してみてください。連写モードの場合、花火が打ちあがっている数秒間、連写し続けるため、花火が一番キレイに写るタイミングをとらえやすくなります。

また、花火が打ちあがっている間に動画を撮影するのもおすすめです。花火がキレイに写った瞬間を後から切り取ることで、キレイな花火の写真を残すことができます。

大きな花火を狙って撮影する

花火にはいくつかの種類がありますが、撮影の難易度も花火の種類によって変わります。シャッターのタイミングがなかなか合わない人は、打ちあがっている時間が長い大きな花火を狙ってみてください。

とくにおすすめなのが、「冠菊」です。「冠菊」は打ちあがると空に大きく広がり、広がった光の尾が長く垂れます。打ちあがっている時間が長いため撮影しやすい花火です。

大量の花火が連続して打ちあがる「速射連発」方式の花火も撮影しやすいタイプの花火です。打ちあがっている時間は短いですが、短時間のうちに何発も打ちあがるので、シャッターチャンスがほかの花火よりも多くなります。

フラッシュなどの機能は使わない

花火の撮影ではスマホの設定も重要です。とくに花火の撮影には「フラッシュ」「HDR機能」「ズーム」などの機能は、撮影に失敗する原因にもなるためオフにするようにしましょう。

「フラッシュ」は、手持ち花火など近くの花火を人と一緒に撮影するときには有効です。しかし、遠くの花火を撮影する場合には被写体の花火までフラッシュの光は届かないため、効果がありません。さらに、多くの人が集まる場所でフラッシュを使うと、強い光が周囲の人の迷惑にもなってしまいます。

「HDR機能」をオンにすると、写真を撮影する際の情報処理に時間がかかってしまいます。花火の撮影には向かない機能なので、オフにしておいてください。

「ズーム」を使って撮影すると、花火が粗く写ってしまう場合があるため、キレイに撮影したい場合はなるべく使わないようにしましょう。

撮影場所を厳選する

花火の撮影では、場所選びも非常に重要です。周囲に大きな建物や木があると、花火が見切れてしまうこともあります。事前にどの角度で花火が打ちあがるのかを下調べし、撮影場所を選んでください。

場所選びをするうえで、風の流れも重要です。花火大会の後半はダイナミックな花火が連続して打ちあがり、大量に煙が発生します。煙は風下に流れてしまうので、場所によっては煙で花火がほとんど見えなくなってしまう点には注意が必要です。

花火をキレイに撮影したいときにおすすめの設定

スマホの設定を工夫することで、花火をキレイに撮影することもできます。おすすめの設定として、下記3点があります。

● 不要な機能はオフにしておく
● 露出・ピントを固定する
● 「夜景」モードで撮影する
● マニュアルモードでシャッター速度を遅くする

それぞれの詳細な設定について、詳しく解説します。

不要な機能はオフにしておく

先述しましたが、「フラッシュ」「HDR機能」「ズーム」など、花火の撮影の際に使用しない機能は、あらかじめオフにしておくのがおすすめです。撮影するタイミングで設定を変更すると、慌ててしまいシャッターチャンスを逃す原因となってしまいます。

露出・ピントを固定する

近年のスマホの多くは、露出(明るさ)やピントを固定できる「AE/AFロック」の機能が搭載されています。使用することで、花火にピントを合わせやすくなるのでおすすめです。

設定方法は簡単で、カメラを起動させたとき、画面のピントを合わせたい場所をタップします。iPhoneでは「AE/AFロック」の文字、Androidでは「AF,AWB,AEはロックされています」の文字が表示されていれば、設定完了です。

「夜景」モードで撮影する

夜景と花火は暗い環境で撮影するという点で共通しています。スマホの「夜景モード」を使うと、スマホが自動でシャッタースピードなどを調整してくれるため、キレイな写真を撮影することが可能です。

ただし、「夜景モード」の性能はスマホによって大きく異なります。そのため、花火だけではなく夜景など暗い場所での撮影をよく行うという人は、ぜひ「夜景モード」に特化したスマホを選ぶようにしてください。

マニュアルモードでシャッター速度を遅くする

スマホのカメラにマニュアルモードが搭載されている場合があります。例えば、Galaxyシリーズでは「プロ」モードで撮影が可能です。

マニュアルモードにし、シャッター速度を遅くすることで、花火が空に広がる光跡をキレイに撮影できます。シャッター速度を1秒以上遅くし、ピントやISO感度を調整して撮影しましょう。

また、シャッター速度を遅くして撮影する場合は、手ブレを防ぐため三脚やスマホスタンドが必須となりますのであわせて用意しましょう。

工夫次第でスマホでもキレイに花火を撮影できる!

スマホで花火をキレイに撮影するコツをおさえ、設定を工夫するだけで、一眼レフのような本格的な花火の写真を撮影することも可能です。

紹介したポイントなどを意識し、鮮やかな花火を素敵な思い出と共に残してみてはいかがでしょうか。

花火をキレイに撮影できるスマホなら「Galaxy S23シリーズ」がおすすめ

花火をキレイに撮影する際におすすめのスマホは、「Galaxy S23シリーズ」です。

同シリーズには、夜間など暗い環境でもキレイに撮影することができる「ナイトグラフィー機能」が搭載されています。さらに高い手ブレ補正機能も搭載されているため、花火の撮影にはピッタリのモデルです。

花火だけではなく夜景もキレイに撮影することができるので、一年を通じて活躍してくれる一台になるのではないでしょうか。

※記事内で使用されている画像はイメージです

ITライターの伊藤浩一さんのプロフィール画像 ITライターの伊藤浩一さんのプロフィール画像

執筆者

伊藤浩一

月間30万PVを超えるブログを運営。
発信力が強みのITライター。
ブログ「伊藤浩一のWindows Phone応援団(旧W-ZERO3応援団)」主宰。
モバイルユーザーとしてレビューを毎日掲載しながら、日本のスマートフォンシーンの盛り上げを行い、アクセス数は月間30万を超えるブログとなっている。WEBニュースへの寄稿、モバイル関連書籍の執筆など多方面で活動している。

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